on video:恋する遺伝子

※ネタバレです
なかなかかわいくて面白い映画でした。
とにかくアシュレイ・ジャドが目一杯美人です。
そしてシンディ・クロフォード並みに鍛えられた身体を惜しげもなく晒し、ペーパーナプキンをポンポン代わりにしてチアリーダーを演じてくれます。
親友役はマリサ・トメイ
相変わらず頭悪そうな顔で、とても有名男性誌編集部勤めとは思えないところがいかがなものかのキャスティングですが、しかしマリサはこういう「主人公の友人」役が定位置ですね。ジョン・キューザックの役どころというか。
意外とこういう人がしぶとく残る。
そして何より素晴らしいのが、エレン・バーキンの相変わらずの脚線美。
見せつけるかのように、ソファに片足を上げて座るTVトークョーのホスト役を演じております。
このエレンとアシュレイが一人の男をシェアしてる訳ですが、二人して脚線美の競い合い。
二人それぞれ、オフィスでチェアに座ってデスクに足をあげるシーンがそれを象徴してます。
「負けちゃないわよ!」ってとこ。つうてもエレンは既に40代後半ですからね。
ありがちなパターンですが、この「一人の男」がホント、全然魅力がない。
演じるのがグレッグ・ギニア。この人もこういう「ええかっこしーなだけの空っぽ男」の役が定位置化しつつあります。
そして主人公のハートを最後にかっさらうタラシのイケメン役がヒュー・ジャックマン
「誰コレ?でも男前だしフェロモンブンブンだし、何より身体が超綺麗ー」と思ってたのですが、あらま、この人「ニューヨークの恋人」でメグ・ライアンの相手役の王子様を演じる人なのね!これは注目株ですな。
肝心のストーリーは、他愛の無いお話。
信じた男に捨てられた主人公が、その傷を癒すために、流行りのトンデモ遺伝子学にくっつけて「雄牛は一度やった雌牛とは二度とやらない」という理論を人間のオスに当てはめて男の生理学について一発コラムを書いたら大当たり。
でも色々あって「やっぱり男と牛は違うのね」と気づくお話。
全般的にノラ・エフロン風でおしゃれに仕上がってます。
日本でも「畳と女房は新しい方がいい」と言いますが、本当のところはどうなんでしょうねぇ。
ハッピーエンドはハリウッドのお約束で、安心して観られます。
「良」くらいはあげてもいいでしょう。
(でもボロボロ泣いてしまったのは内緒の方向で。だって主人公のお姉さんが不妊治療でようやく授かった子供を流産したシーンで、彼女の夫が「僕の妻を見てくれ、この世界一美しい女性を」って言うんだもん。
うっうっうっ・・・夫婦愛。)