オトナのコンカツ
オトナ・・・といってもover35でバツのない女性が結婚を考える場合を想定する。
（基本的に他人の問題にはあまり興味が無い。）
彼女達（というか私達）はいったいどこまで贅沢が言えるのだろうか。
本当かどうか知らないし、そんな統計に意味があるのかもわからないけど、一般的には３０歳以上の独身男性で年収600万円以上稼ぐ人はそのうちの１割でしかないという。
さて、ここから不快でない外見を持ちあわせ、ＤＶでもアル中でも統合失調症でもなく、蕎麦をスマートに食べられ、なおかつ何か一つでも趣味を共有できる男を捜すとなると、いったいどれくらいの男が候補として残るのだろう？
かつ最大の難関は、相手にも気に入られなければいけない・・・微妙に生殖年齢の限界を超えつつある自分を受け入れてもらえるか・・・という部分で、可能性としてはほとんどゼロに近いのではないか？
・・・と考えるのはネガティブすぎるだろうか？
中高年の域に達しつつある女性の場合、理想の条件を紙に書いて念仏を唱えれば唱えるほど、結婚は遠くなるのではないかと思える昨今である。
私の狭い知見では、４０を超えた独身男性で、それなりに条件のいい人は大抵がコミュニケーションが断線してるか、財布の紐が堅すぎて解けないか、共有しがたい特殊な趣味を持っているか、だいたいどれかに属する。
端的に言うと個性の塊だ。
そして残念なことではあるが、３５も過ぎて独身をしてる女性もまた、（何故か本人はあまり自覚が無いようだが）一般的な水準から見るとやはり個性が際立っている。
個性と個性がぶつかりあい・・・さて、この場合共存への解決法は何だろうか？
私には「相手のことは放って置く」ということしか思いつかない。
つまり相手とわかりあおうなんて思わない、食わせてもらおう（奢ってもらおう）なんて期待しない、趣味は勝手に楽しませておく、自分は自分で楽しむ。
このくらい割り切れば結婚まで到達できるかもしれない。
さて、ここで問題です。
そうまでして一つ屋根の下にいるシェアメイトみたいな感覚で結婚して、今まで潤沢に使えた予算を大幅に削減し、相手の親の介護を負担し、成果が微妙な不妊治療で少子化対策も行い、さて、そうまでして結婚する意味ってなんなのだろう？
だって女性は大抵の場合、１人で死んでいかざるを得ないのに・・・。
「経験値？」
それくらいしか答えが思いつかないのですが・・・。
