スライディングドア

グィネス・パルトロウ主演のこの映画、ご存知ですか。
そうですね、プロットとしては非常にありがちな
「もしあの時、別の選択をしていたら・・・」
という2パターンを再現してみるもの。


Oggiの最新号はこのパターンで200日コーディネートです。
それも選択が
「プロポーズされた!同時に夢の仕事にスカウトされた!
結婚する?それとも転職する?」


ええええ???
それさぁ、二者択一するようなこと?


28歳の主人公が付き合ってた男(小泉孝太郎)のプロポーズを断って転職する理由は
「家庭との両立が出来ない」
からなんだけど、別にデキ婚でもないのよ?
家庭と両立できないですって?
・・・孝太郎、お前が両立しろよ。


結局彼女にとって、孝太郎は「頑張って両立したい」と思えるほどの男じゃなかったってことよね。
ま、それなら納得。


・・・いやマテ、もう一つのパターンってその「仕事と両立させるほどの価値もない男」と結婚しちゃうの?
大丈夫?
しかも彼女は「結婚しても(今の)会社は辞めませ〜ん」とか言ってるよ。


そりゃそうよね、仕事と両立させるほどの価値のない男だもん、きっと甲斐性が無いのよね。
この不景気に会社辞めるなんて怖くて出来ないわよね。


でもあなた、今の仕事、さほどやりがいも無いのよね。
家庭と楽に両立できるくらいの片手間仕事でしょ?
・・・人生、つまんなそうね。
それで結婚生活、大丈夫?



なーんでこんなに前近代的ストーリーかなぁ。
しかも彼と別れて転職する彼女なんて気分転換に長い髪をばっさり切ってショートカットにしてるし。
仕事出来る女=ショートカットとか、もう止めようよぉ。
どこの男の発想だよ、ソレ。
仕事も出来るし、髪も巻いてる女、いっぱいいるからさぁ。


それにいまどきの男の子は仕事が人生の全てって感じじゃない。
ちゃんと家庭も大事にするから、妻が忙しければそれなりに協力的だ。


これが「リアル」なストーリーだったら、多分彼女は結婚も転職も両方選択するだろうなぁと思う。
28歳で今更次の相手を探してたら「負け犬」に突入しちゃうという焦り、キャリアもここで諦めたらもう多分この先転職できないという焦り、お年頃の女の子は二つの時限爆弾を両手に握らされて生きてる。
そりゃもう、シャカリキで両方止めなきゃ仕方ないよね。


・・・どうでもいいけど、コレ200日コーディネートなので6月まであるんですけど、ウェディングドレスが無いのが不思議だったわ。
きっと予算が足りなかったのね、さすがに結婚式シーンを入れるとしたら1P全部使わないと、だし、かといって教会ライスシャワーを再現するのは結構大変だものね(笑)


あと転職パターンの方の特別ゲストはケミストリーだったんだけど、川畑がものすごくちゃんとした男になっててもうビックリでした。
いやー、耳にヘンなサングラスかけてた頃の面影全く無し!
男も業界で磨かれるとここまで変身できるという見本ですね。
カーリングの萌絵ちゃんの変身っぷりに次ぐ感動でした・・・。