カルチャ道

なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? | 田中 裕輔

看板に偽りがありすぎます。 正しい書名はコレです。 「なぜマッキンゼーの人はくだらない本しか書けないのか?」 ちなみにこの本と同じ、自伝風広告本として、文体から何から何までそっくりなのが、南壮一郎の「絶対ブレない「軸」のつくり方」。 思わず、…

頭が良くて男前という存在がありえる世代

あけましておめでとうございます。正月に昼夜逆転した生活のおかげで、偶然にも夜中に「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」という番組を観ることが出来ました。内容自体も、昨年一年間私が抱えていたモヤモヤとモロかぶりだったし、何よりも私が今もっとも…

熟女の品格|岩井志麻子

今年最後の記事が、岩井志麻子って、2012年、厄落としみたいなものですね。 来年の手帳レフィルを買いに行く前に、今年の手帳をパラパラめくって見てました。 本当に今年はろくな一年じゃなかった。 思えば願ったことがひとつも叶わなかった。 年初に抱えて…

それなりに生きている | 群ようこ

群ようこというのは、私の中では「本の雑誌」で事務員をしてたらエッセイストになれたラッキーな人、くらいの認識しかなかった。 世間的には「猫好きなおばさん」という感じなのだろうか。 猫に対して何の思い入れもない読者からすれば、読めば面白いが、全…

こんなん読みました

二つのIDを管理するのが面倒くさくなってきたので、実家に戻って参りました。 これも一時の気まぐれかもしれませんが。 年末のこの時期はいつも心がざわざわして、衝動的な行動に出てしまうものです。***最近、読んだものを端から端から忘れていくので、…

すーちゃんの恋・・・というか略奪愛?

益田ミリさんの「すーちゃん」シリーズの新作が出ました。 すーちゃんの恋 作者: 益田ミリ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/11/09 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 22回 この商品を含むブログ (12件) を見る すーちゃんは元々あんまり恋愛に縁が…

おばちゃん、目がチカチカするんです

本を電子化しているのだが、本当に電子化した本を私は愛することが出来るのかというのは、なかなか拭い切れない懸念である。何しろ電子書籍によるディープな読書体験が無い為に、それを信じきれない部分がある。もしかしたら、私の世代でも、電子辞書などを…

失われた20年と音楽という文化

長い間押し入れに仕舞い込んだままのCDを整理していると、いろんな思い出が蘇ってくる。奇しくも今年はロンドンオリンピックがあって、開会式・閉会式はさながらロックイベントの様であった。彼方の国ではまだロックが、ポップミュージックが、世界に誇る…

自炊始めました

増えていくのは年の数だけで結構!という訳で、散乱する本をどうにかすべく、電子化を始めました。試行錯誤すること約1ヶ月。全く終わりの見えない戦いですが、色々気づいたことを自分用にまとめておきます。 揃えた道具 ドキュメントスキャナFUJITSU ScanS…

最近こんなん読みました

人生に行き詰ると図書館に通い詰めるGrrrlyです。いつも答えを自分の頭の中ではなく、書物の中に探してしまう。受験勉強の弊害でしょうか。他人の書評や、日経新聞の広告欄などで目にして、期待に胸弾ませて予約リストに入れるも、待てど暮らせど順番が回っ…

食べて祈って恋をして

2010年のジュリア・ロバーツ主演のこの映画。離婚して落ち込んだ女性が、イタリアで食べ、インドで祈り、インドネシアで恋をする、という身もふたもないお話。当時、びっくりするくらい評判が悪かった。グルメ、瞑想(ヨガ)、占い、恋愛・・・女子が大好き…

久しぶりのちゃちゃ入れ

久しぶりに私のブログ魂に火をつけてくれる雑誌記事を読んでしまいました。これだけはサイゾーウーマンに先を越されたくない!と思い、書き始めてみたものの、どうも乗らない。ブログ力も筋力と同じで、継続してないと衰えるものなのかね。そんなよぼよぼな…

理想の彼氏 The Rebound

(※完全ネタバレです) キャサリン・ゼタ・ジョーンズは私の大好きな女優。 今回は2人の子持ちバツイチ役。 この映画、ハリウッドで作られたということが信じられないくらい、非常に日本的な内容。 結構な学歴(スタンフォード出身)がありながら、大学院を…

結婚の必然

先日の小倉千加子の講演がきっかけで、彼女の少し前の新刊「結婚の才能」を読んだ。 結婚の「才能」というのは、なかなかに含蓄がある。 その前、吉田戦車の嫁になった漫画家の伊藤理佐と、直木賞作家の山本文緒という、晩婚再婚ネタで(も)喰ってる二人が…

結婚の才能、私は無能

天気の良い祝日に、薄暗い某区文化センターで小倉千加子先生の講演を聴いてきました。 題して「現代の結婚事情」。 面白かったですねぇ。 まだ空気が温まっていないうちは滑舌の悪さの方が気になってしまいましたが、少子化対策政治家の某ゆうこりん先生への…

センパイ・・・

けだるい日曜日の夕飯時、既婚者の皆様いかがお過ごしでしょうか。 独り者の皆様、共に寂しく鯖缶を開けましょう。 (でも意外といなさそうなんだよね、私のブログ読んでくれてる独身。不思議だ。) 突然ですが、先日赤坂見附で降りたら、愚民どもが橋に群が…

さようなら 美しい女

数日前、ひっそりとプロフィール欄の一言を変更してみた。 「結婚しない女」 これはもちろん、ポール・マザースキー監督の「an unmarried woman」に由来する。 unmarried、つまり未婚、独身。 それを「結婚しない」女と名付けた映画配給会社のセンスには脱帽…

かわいいけど恐ろしい女子の世界

私が超リスペクトな某神ブログでnon-noを取り上げておりました。 多分どっかのtwitterとかでも話題になってたと思いますが、注目すべき記事は「読者の声から判明・・・今、もっとも人々を弱らせているのは"ドヤ顔女"たち。対策&撃退法をチェックせよ!」 だ…

エロモン療法

コメント欄でジェンダーについて盛り上がってるので、ちょっと関係ありそうな本を紹介します。これ、書名を書くと変なリファラがいっぱいつきそうでやなんで、amazonの書影だけで。 元々この本のことを知ったのは「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが…

悪女入門|鹿島茂

めちゃめちゃ面白かった。 途中まで内容をまとめたのだけど、データが消失。力尽きたので未完成でUP。気が向いたら後で編集する。 マノン・レスコー 「天真爛漫なファム・ファタル」 生贄:シュヴァリエ・デ・グリュ 悪女:マノン・レスコー 悪女にはやた…

どうでもいいコネタ

映画の日の日曜日、インセプションを観てきました。 うーん、私やっぱりSFってちょい苦手。 私の単細胞な脳みそでは、ちょっとプロットがややこしくなるとすぐオーバーヒートしちゃってダメ・・・。 男の子の映画って感じだったわ。 ところでこの映画、最…

失恋の癒し方

先日受験したTOEICの結果が出ました。 昨年と較べて150点アップしました。 目標にしてた900点台がリアルになってきた*1ので、最近完全に失っていた英語へのモチベーションがちょこっとだけ戻ってきました。 しかし点数が伸びても英語力が伸びた実感ゼロ。 TO…

恋愛してる時は脳が活性化してる

・・・らしいので、外人と付き合うと英語が上達するらしい。 何かの脳本で読みました。 さて、私がブログを愛読している吉原真里先生が新書を出されるそうだ。 「性愛英語の基礎知識」 ズバリですなぁ(笑) で、それに触れたブログ記事の中に面白いクイズが…

2010年6月9日 ひふみよ

はじめに: 雨宮まみさんがオザケンのコンサートの記事を書かれてるのを読んで、オザケンに重ねて自分語りウゼーって思ったのですが、自分が書いてみたら前編コレ自分語り(しかも長い)になってしまい、苦笑しました。 以下は「ひふみよ」についてはほぼ何…

SATCにみる「ありえない女友達」

今週末もバキバキSATCを観てたGrrrly。 現在Gyaoではシーズン5とシーズン6を放映中です。 大笑いしたり共感したりもらい泣きしたり、結末はわかってるストーリーなのに一喜一憂しつつ観てます。 ところで皆さんはSATCのような女友達っています? あの…

今更SATC

アメリカで公開されたSATCパート2は散々の評判ですね。 私はSATCが話題になってた頃にはこの番組に興味が無く、去年くらいに改めて見直して今更はまってるクチなので、ものすご〜くどうでもいいと思いますが、今日は是非この話題をさせてください。…

ルノワールは無邪気に微笑む

千住博 初版は2006年 こちらは茶化し無しで、備忘録として。 引用1 それは食欲という本能と、自分の好き嫌いという趣味が一致した喜びです。本能と好みが一致するということは、ある意味では肉体と精神の一致です。大げさに言うと、人々はこの一致を求めて生…

悪の恋愛術

福田和也。初版は2001年。 恋愛って小難しく語られても何の意味も無いものの典型だと思うので、こういう本は本当に時間の無駄、ということでGWの暇つぶしにうってつけ。 評論家先生が、(おそらくは)苦手分野であろう恋愛をどう料理するかが読みどころ。 …

エリカさまとジェーンさま

お天気の良いGW初日なので明るい話題でも。 「まるで浜崎あゆみのコピー!?」マックス松浦色に染まりゆくエリカ様は大丈夫か サイゾーウーマン この記事読んで「あぁこの子、モテるだろうなぁ」と思った。 そりゃモテるでしょうよ、エリカ様だもん、って? …

血液型というコミュニケーションツール

先日、没コミュニケーションのわが社にしては珍しく飲み会があって参加したのですが、そこでのメインテーマはもちろん仕事のことなんかじゃなくて、 「血液型」 でありました。 私は血液型占いは全く信じてないし、そもそも国民の8割は別に信じてる訳じゃな…