消毒されちゃった!

下の日記突っ込みをいただいた。
ガラは悪いが(失礼!)、非常に愛溢れる的確なコメント(アドバイス)だと思う。
中でも私がグっときたのが

この先もずっと「なんとなく結婚したいかも」と思いながら、なんとなく年をとってなんとなく死ぬのもいいと思ってんならそれも結構だが、だったら「なんとなく結婚」しちまっても大して変わらないだろ。


この一文。確かに・・・。


しかしアレです、私は馬券を買うか買わないか死ぬほど悩むタイプですよ。
結局それはさほどお馬さんが好きじゃないからですよね。
馬が好きじゃないのに、金を儲ける手段として、ウマにするか、パチンコにするか、ロトにするか、それとも堅実に投資するか(もはや「堅実」ではない投資環境ではありますが)、バクチは諦めて真面目に働くかで悩んでるから、馬券を買うか買わないかが決められないのでしょう。
しかも馬券と違って結婚はちょっと面倒が多くて入口の障壁が高いから、どっちかというと、株式投資に興味はあるけど、アレコレ手続きも面倒くさいし、大損して人生狂っちゃったって人もいるから何か怖いし、でも最近は「お金は銀行に預けるな」とか言ってるし、どうしようかなぁ〜って感じに近いかも。


思うに、三十路負け犬の人って、結構この「馬が大して好きじゃない」人が多いと思う。
そんなまどろっこしい言い方しなくても、単純に「あんまり恋愛が好きじゃない」ってことですが。
そしてそれこそが白河さんが問題視してることなんですけどね。


で、まぁ結局「結婚すべきかせざるべきか」と書いたのは、結局大野さんもコメントに書いてくださったように、何が何でも”結婚”をしたいなら、そう言う人は婚活なり何なんなりとっくにしてるはずだし、それをしないというのは結局”結婚”がしたいのかしたくないのか自分でもよくわかってないからだよね、っていうことがまず前提。


で、上野さんのは、そもそも”結婚”なんてものは(社会や親に)散々洗脳されてきたほど、現代人にとってもはや必要な仕組みって訳でも無いんじゃない?という主張なんだけど、でもそこまで割り切れない旧社会の仕組みに片足(いや両足?)突っ込んでる女子としては、あんまり参考にならない意見だよね。
(あ、でも今書きながら思ったけど、そもそもこういうことをウダウダ悩む(ほど恵まれた立場の)人っていうのは、パラサイトの派遣や、ひとり暮らしのこれといったスキルの無い安月給OLにせよ、もはや「旧社会の仕組み」の中の人ではないですよね。どっちかというとこっちの方が「新社会の仕組み」で、上野さんのような人は「旧社会の男の仕組み」にちゃんとはまれた女性って感じでしょうか。なんとも皮肉な話ですが。)


しかも話を厄介にしてるのは「”結婚”する気になれば誰でも出来るよ・・・相手を選ばなきゃ。」という説。
大抵の女は誰からも一切選ばれない、なんてことは(たぶん)無いと思う。
(だから「結婚できるかできないかだろ?」と言われたら、それはちょっと違うんだなぁ〜って感じ。)
(ただし「生殖能力があるうちは」という但し書きがつくかもしれない。その辺の閉経後女性の恋愛事情の実態はリアルにはよく知らないから何とも言えない。)


だから「結婚すべきかせざるべきか」、というのは、言いかえれば

  • 何が何でも(オスなら誰でもいいくらいの勢いで)結婚するべきか、
  • (動物じゃないんだから誰でもいいから結婚して子供産むってほど割り切れないけど、イイヒトが現れるまで待ってようかな?って言ってたら間違いなく一生出来ないんだろう*1から、予想される結果として)しないか


それが問題・・・ってことが言いたかったのですね。
「決まった相手」がいるかどうかは問題じゃないと思う、でも、想定している相手がいることは確かですね。


それで結局お前はどうするんだと言われたら、やっぱり「結婚をしない」という結論は選ぶほどに男前にはなれない以上、(誰かと)結婚をするために何らかの努力やら選択やら妥協やらせなあかん、ってことですね。ハイ。

*1:自分を客観的に見られるんですタイプ