UP IN THE AIR IN THE AIRPLANE

今回旅行以上に楽しみにしてたのが機内上映ビデオ。
だってずっとずっと楽しみにしてた「マイレージ・マイライフ」がリストになってたんだもの!


旅行好きなら誰でもマイラーでしょう?
私の今回の旅行も貯めたマイルの消費の為の目的地って感じでした。
(何しろ超インドア派なので、普通にお金出すなら南の国は選択肢にならない)


だけど彼の場合はなまじのマイラーではありません。
なんたって機内が僕の家と言ってしまうくらい、年がら年中飛行機で飛び回ってるのだから。


あぁでもねぇ・・・それってタフな仕事よね。
私、ホント飛行機って苦手。
あの中に座って寝てるだけなのに、ついた頃にはフルマラソン走ったくらいの勢いでぐったりする。


しかも彼の場合、身体的にもタフ、そして精神的にもタフじゃないと務まらない仕事。
それは「リストラ請負人」。
下手すりゃ撃たれかねない。
いくらアメリカの雇用は流動的って言っても、やっぱり普通の人は転職なんてそんな頻繁にするものじゃない。
何しろ健康保険すらまともに無い国だもの。
いきなりクビになってしまったら、まさにアリゾナの砂漠のハイウェイでバスから降ろされるようなものでしょう。
そして彼らをバスからたたき出すのが主人公ライアンの仕事。


主演はジョージ・クルーニー
何年経っても、年をとっても本当にいい男。
ヒロインはヴィラ・ファーミガ。
私の大好きなヴィラ!なんてステキな配役なの!


そして・・・これは空中キャンプさんも書いてたけど、いい映画ってもう最初っから判るよね。
例えばキャメロン・クロウの「シングルス」とか。
「リアリティ・バイツ」とか。
そして我らジェネレーションXが中年になると「UP IN THE AIR」なのかもしれない・・・
なんてちょっと思った。


面白いのが新入社員の女の子。
「私、23歳までにそれなりの(日本で言えば3高みたいな)彼氏を見つけて結婚して子供を産むんだと決めてたのに・・・」
とか、
「いくら仕事で成功しても結婚してなきゃ負け犬」
とか。
えぇ〜アメリカ人でもおんなじ価値観なんだ!?
もうホント、こういうとこまでグローバリゼーションなんだねぇ・・・って感心。


この映画はどういうストーリーだって書くと凡庸でつまらないと思う。
多分全然食指がそそられない。
だからとっちらかった感想になってしまったけど、とりあえず観てって感じかしら。


結局この映画で一番うまいことやってるのがヴィラ・ファーミガ演じるアレックスなのかも。


・・・さすが強いな、中年女。