ネタになりがちな人生

伊東明の「女が結婚するまでに考えておきたいこと ”幸せ婚”を手に入れる絶対ルール」を読みました。図書館で借りて。
こういう本を躊躇無く図書館で借りられるようになったらもうケコーンは出来ないと思います。


さてその中で面白かったのは二点。
まず、「深層では結婚したいのかしたくないのか」テスト。
当然ならが「深層では結婚したくない」チェックがほぼ満点のGrrrly。
知ってます、知ってます。
でもその先どうすりゃいいのよ?って話。
正直判りません。
「結婚しない女」人生の適当なロールモデルが無さすぎます。
中野翠は今どうしてるのでしょうか。
坂崎千春さんは初恋を済ませたのでしょうか。
あぁいう本を書いた人はその後シレっと結婚したりするのに、酒井順子は首尾一貫してて男前でいいと思います。
なんにしてもみんな金持ちで人気者で生活と取り巻きには困らないもんなぁ・・・。
もっとも婚活の対象に再婚者を含めないなんて大きな機会損失であるように、老後のおひとりさまに離婚・死別経験者を含めない人間は視野が狭量すぎますな。
これから先はステキロールモデルも沢山出てくることを期待。
お前がなれよって話ですかそうですか。
 


もう一つ面白かったのは、結婚することのメリットとデメリットという項目。
これはアキラ先生ご自身の結婚生活の経験を含めて、メリットとデメリットを上げてるんですけど、結婚の三大(物理的)メリットの一つが「結婚することで外野のヤジが無くなる」(意訳)という点です。
そうなんだよなー・・・
まぁそういう外野のヤジを真剣に受け止めるかどうかってダケかもしれません。
もう完全開き直り派の人もいますよね。積極的に結婚したくない人とか。


私は小さな会社で働いていることもあって、妙齢の結婚していない男性はごく少数です。
そうなると、もう未婚は格好の飲み会ネタになるわけです。


で。
当然・・・なのかはわからないけど、やっぱりセクハラ問題とかあるんで、そういうイジられ方をするのって男性だけなんですよね。


でもさ、考えてみてください。
結婚してて当然の年齢の女性は、結婚してて当然の年齢の男性の恋愛を揶揄するトークにどう参加しろと?
超いたたまれない。
いや、そりゃ結婚に限らずそういう状況って世の中にいくらでもありますよ。
子供がいて当然の既婚不妊(≠未妊)女性にとっての、子育てネタ。
ブサイクな女性にとっての、ブサイクな女性との合コンネタ。
なんだかまるで、その人がそこに存在していないかのような会話(でも腹の中では思いっきり「ま、お前の話でもあるんだけどな」という思惑が透けてミエミエなイジワルトーク)に「あぁ世間って無邪気に残酷よね」って思う私はナイーブすぎるのでしょうか。


・・・きっとそうなのよね。
先日テレビを見てたら、「光浦さんはストライクかボールか」大学生に聞きました、みたいなバラエティ番組をやっててですね。
これを笑ってお仕事できる光浦さんってどんだけプロフェッショナル!って思いましたよ。
見てる私が泣きそうだった。
なんでみんなコレを「面白い」って思えるわけ?
こういうバラエティ見てるヒトたちってそんな強者だったっけ?(むしろ弱者側じゃないの?)
頭の中がはてなだらけでした。


日本って昔からこんなに下品な国だったかなぁ。
こんな世界に子供を生まなかった汝幸いなるかな、と思ったネガポジ思考のGrrrlyなのでした。