免許持ってませんが、何か?

某青と黄色の宗教系レンタルから「更新切れのお知らせ」が届きました。
ついでにクーポンがついていたので、それを出力し、店舗に赴きます。
念のため、身分証明書として保険証を持参しました。

私は免許証を持っていません。
大抵の場所で身分を証明するものとしては、保険証を使っています。
たまに顔写真が無いとダメな場合(TOEICのテストとか)はパスポートです。
書留の受け取りだって、銀行口座を開く時だって、それで何とかなっています。


ところがCC○は
「住所を証明できるものが無いと、更新できません」
とほざきやがりました。
(はしたない言葉で私の怒り度数を表明してみました。)
そこで思い出しました。
そうだ、ココって新規に登録するときもそれでもめた気がする・・・。


C○C社員「公共料金の支払い明細や、国民年金の払い込み書など・・・」
当時は携帯の明細などが家に届いていました。
しかし僅か数年の間に世の中は様変わりし、今はあらゆることがWEB上で完結する故に携帯の支払い明細などはリクエストしなければ届きません。


私「明細届かないんですけど」
○CC「携帯もですか?」
私「ハァ・・・(つうかなんだよ、その国民携帯所有率100%みたいな前提は)」
C○C「じゃあ、住民票の写しを・・・」
私「(ブチッ)もう結構です」


家に帰って落ち着いてみたら、多分「年金特別号」か「給付金」か今の時期だと「選挙投票権」とかあるから、これで十分住所を証明できる気がします。
(ていうかもし投票権で出来なかったら、ホントに切れるな。)
とりあえず今日、投票権で実験してみたいと思いますが。



だいたい世の中免許を持っていない人に厳しすぎやしません?
先日、戸籍が無い人の話がニュースになってましたが、戸籍が無い生活って!って思いました。
大企業に就職することの何がいいかというと、住宅ローンが借りやすい、なんてことがあります。
つまり、大きなものに所属しているほど、その人の身分や安定が保障されてる(リスクが小さい)って判断される訳ですよね。


考えてみたら戸籍というのは「所属」先の一番大きな単位ですよね。国家という。
以前、ヘルシンキでトランジットした際も、日本人のパスポートはほぼスルーだったのですが、一緒に列に並んでいた中国人のツアー客の入国審査は非常に時間がかかっていました。
今や経済的には日本に並ばんとしている中国ですから、数年後がどうなっているかはわかりませんが、当時(3年ほど前)は少なくとも、(国土はどもかく)国家としては日本の方が「大きく」て「リスクが小さい」(だからあえて、そこを捨ててEUに不法滞在する人は少ない。)と判断されていたということでしょう。


戸籍が無い生活を想像すると、そういう後ろ盾が何も無い、この世界で本当に自分ひとりで立っている、っていう気がします。
あらゆる公的なサービスが受けられない、その代わり税金も年金も健康保険料も納めない。
お得度で言うとどっち?
そう考えると私たちは国家に差し出すものよりも、圧倒的に大きな便益を受けているような気がするのです。
それでも予算が(一応今のところ)回っているって、なんだか不思議ですねぇ。
大企業に所属している人の大半が、もらってる給料以上の利益を生んでるのかはなはだ疑問(その代わり、20%ほどの人は逆に給与の何十倍もの利益を生み出している)なのと同じ状況。


話を最初に戻しますと、免許を取得するのにだいたい30万超のお金がかかります。
それによって車を運転することが出来るようになるとはいえ、都内でカツカツの生活を送る一人暮らしの人間が車を運転しなければいけないシチュエーションはまずありません。
完全に身分を証明する手段としてだけの免許証にそれだけの出費が見合うかどうか、甚だ疑問でありますが故、私は今も免許を取得する予定はありません。