怖い世界がやってくる

突然OSがクラッシュしました。
環境のバックアップを全くとってなかったので、すべて一からやり直しです。
こいつは新年*1早々縁起がいいや。


面倒くさいけど、悪くないですね。
デトックスって感じ。
強制的に一回全部チャラにして、すっきりして一からやり直す。
人生はこうはいかないですから。


昨年の(太陽暦の)年末から最近にかけて、いろんなものを捨てたんですね、私なりに。
結構思い切って・・・使わないフットバスとか、もしもの時の為のPCの空箱*2とかですけど(笑)


捨てると不思議とまた買うものが増えるのっていうマーフィーの法則、なんなんでしょうね。
あるものを手放すと、新しいものが入ってくるっていうじゃないですか。
私なんて日々若さを手放して、面の皮の厚さを手に入れたりしてる訳ですけど。(韻を踏んでみた)


本当は、若さと引き替えに手に入れてるものは経験値だと思います。
人は日々学び、蓄積した学びは加重されて「知恵」となるのです。
だから私は年をとることがそれほど怖くないです。
どんどん賢くなれるとしたら、素晴らしいじゃないですか。
(・・・その割りに、20歳くらいの時に考えてたことのほうが遥かに高尚だった気がするのは何故でしょうねぇ?)


それはおいといて。


デトックスにはやはり大きな犠牲を伴います。
最近経済はメタメタな訳ですが、各企業、特に製造業はジャンジャンリストラして、固定費を削って黒字転換を図ります!ってやってますね。
それで「人件費○○億削減しました!」とか言われても・・・全然喜べないですよね。
それって結局○○億の内需が消えてるってことですよ。
すっごい怖くない?


今は輸出産業を中心とした製造業が最悪で、結果相対的に内需が評価されてますけど、そうやって川上の方を断っていけば、必然的に時間差で川下の方もダメになるわな。
その構造を変えていこう、外需依存体質を改善しよう、そのために今はデトックスだ!っていうのが市井のポジティブエコノミストの主張なんでしょうけど、なんかデトックスしてる間にやりすぎて死んじゃう人が多そうで怖いよ、私は。


それに、日本人って十分消費者体質だと思うんだけどねぇ。
正直日本のおうちには物が溢れ過ぎてるし、日本のサービス産業は過剰ですよね、サービスが。
ホスピタリティって日本が世界に誇る最大の魅力のひとつだと思うんだけど、それが民族の体質的なものなので、プライスレスなんだよね。
多分そのサービスが、海外ならもっと「金」に換算されてるんじゃないかな。
日本だと「スマイル0円」の世界。
だからサービス産業が「産業」として育ちにくいんじゃないかなぁと思ったりします。


あとね、そもそも「サービス残業」って言葉自体、存在することがおかしいから。
内需とか言うなら、そっから始めろよって思う。


(この話、続く予定)

*1:近い将来を見越して中国の暦をスタンダードにしてみました。

*2:修理に配送する際に必要だから・・・でも今やデスクトップなんて3万で買えるんで、修理とか馬鹿馬鹿しくなった。