ブームを振り返る
先日、どこかで
「今の時代は、活字離れどころか、活字に触れる時間はむしろ増えている。単に「本」離れしてるだけ。」
というコメントを読んであらためて膝を打ちました。
今年一年の自分自身を振り返ってみても、ネットの前に座っている時間の何十%かでも減らせばどれだけ本が読めただろうと考えてしまいます。
今年は勉強本ブームでした。
読書術の本や、書評サイトなんか、結構話題になりましたね。
フォトリーディングなんて、考えてみたら散々ネットでやってることを本で(贅沢に)やってみましょう、ってだけの話です。
もし、本が物理的に嵩張らないで、かつ、すぐに取り出せる場所に大量にあったとしたら、案外本を読む時間はもっと増えそうな気がします。
それが電子ブックなのかは私にはよくわかりませんが。
いずれ、ナプスターのように、定量課金性の本屋が出来たら、(きっと出来る気がしますが)、間違いなく入会するでしょうね。楽しみです。
先日、丸善に行くと勝間和代コーナーができていて、彼女のセクシーダイナマイな表紙のムック本を手にとってみたのですが・・・いやはや。
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だから少しでも金になりそうな人間を見つけると、とりあえずみんなでタカって祀りあげてむりくり教祖に仕立て上げるってことでしょうか。
彼女はネットの人間に親和性が高い、そして「ネット」*1を見る人間は活字マーケットのボリュームゾーンですから、業界にとっては最高のカモですしね。
しかし最新刊の「起きていることはすべて正しい」って、うわ、微妙・・・って思ってしまいました。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
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彼女が薦めるものってなんでイチイチ商売臭いんでしょうねぇ。
フランクリン・プランナー*2しかり、フォトリーディングしかり、NLPしかり。
どれもセミナーはやたら高い講習料を徴収するし、でもって講習してる人間は基本的に大したバックグラウンドもない(露骨に言えばタッパーウェア売るのと大差ない)し、金の臭いがプンプンするし。
それによって自分が利益を得る訳じゃないのにそうしたものを薦めるっていうのが、なんだか不思議な気がします。どういう仕組みになってるのかなぁと。
しかし金の匂いがプンプンして、過剰にコストが高い講習会って、考えてみたらMBAじゃん(笑)
さすがにMBAは講師の質が違うでしょうが、結局実務に役に立つか立たないかは微妙・・・ってとこまで同じかもしれません。
(別にMBA批判してる訳じゃないです。それに実際に行った人とかに聞いても、あのコストの大半は異業種の高いモチベーションをもった仲間(コネ)を得る為、って言う人が多いです。人脈を数百万で買えるなら安いもんかもしれない。)
来年は私も散々読んだ「勉強本」の成果を出すべく、何かひとつくらいモノになる勉強をしてみようと思います(笑)
「モノ」はコネでもカネでも資格でも何でもいいんですけどね。