路チュー(はあと)

じゃねーよバカ!
っていう話。


私は自転車通勤してるんですけど、朝の時間帯、路上には集団登校の小学生や、携帯打ちながら歩いてる女子高生、たばこ片手に歩くサラリーマンなど、歩道には沢山の人が歩いていまして、まぁそこが歩行者用の道なのだから当然な訳です。
もはや常識ではありますが、自転車は車道を走るべきか歩道を走るべきかというのは、法律的にも非常にあいまいで、よーわからん、というのが実際のところ。
私も本当は車道をかっとばしたいところなのですが、身が危険を感じることがしばしばですので、仕方なく歩道を選んでいます。
とにかくベルを鳴らさないで歩道を走りぬけるのはかなりストレスフル。
一番いいのは、歩道の縁石ぎりぎりの車道を走る(あの白線の外側の部分ね)ことですが、ここに立ちはだかるのが路駐の車。


いろんな自転車ツーキニストのblogでも取り上げられてますけど、ホント、これが解決したら、自転車生活がどれほど快適になるかと思います。
車道の左側の端っこを遠慮がちに走ってても、路上駐車の車を避けるためにはしばしば、どうしても右に大きくはみ出す必要がでてきます。
後ろの車を気にしながら右に飛び出す時って、大真面目に命がけです。
「私、今から右にいくわよ、見えてる?わかってる?そこの後ろの車の人!」
って念を送りながらはみ出す。
マジで手信号やりたいくらい。
(ちなみにパリでは手信号をやってる人、すごく多かったです。法律があるんでしょうかね。)
そもそも歩行者にとっても、違法な路上駐車のせいで、特にトラックとかが横づけされてると、向こうから爆走してくるタクシーなんて全く見えないですからね、信号の無い道を横断するときなんて危なくって仕方無い。
路上駐車、断固反対です。
(と言ったところで実際問題ムリなことはわかるので、下の「自転車レーン設置希望!」って話になってくるのだが。)


それから幅寄せっていうの?特にタク。
非常にうっとうしいです。ていうか怖い。
なんであんな無謀な運転する人が多いんでしょうか。
それで事故らないんでしょうか。
いつも不思議です。彼らは事故を起こせば即生活に関わるはずなのに。
一度タクシーの事故率を調べてみたいもんです。


それから。
実は私は車の免許を持ってないんです。
だから自転車に本格的に乗るようになって、車の免許を取得するときのような交通法規にたいする知識がないことがこれほど「危ない」と思いませんでした。
そう、「自転車は(基本)車道を走るもの」というなら、やっぱり自転車に乗るにも免許は必要だと思います。
自分にとって面倒くさいことが増えるだけだけど、やっぱりそれがライダーの義務だと思う。
自転車専用レーンを設けろと主張するなら、それなりにこちらも安全に責任を持たなければいけませんしね。
そういう勉強をすることのもう一つのメリットは、車を運転する人の思考がわかるってことでしょう。
こういう道を走るとき、ドライバーはこういうことを気にしてるとか、こういう行動をとりがち、みたいなのが頭に入ってると、余計な事故が減ると思われます。
例えば私が疑問なのは、左折する車って、しばしば歩道ギリギリまで寄せてきますよね。
何故?そんなコーナーぎりぎり回らないと車体がはみ出しちゃうんですか?
あれ、自転車で走ってるととっても困ります。


自転車自身の問題も書きましょう。
無灯火。
これは本当に危険。
私も昔、ホンキのママチャリ(8千円くらいの)に乗ってたころはしょっちゅうでした。
ちょっと5分だから・・・って。
でもね、無灯火の自転車って基本的には相手から見えてないと思った方がいいです。
実際スピード出してると私にはギリギリまで見えてません。
歩行者は同じく見えないけど、ゆっくりと相手が近づいてくるから、よけるのは簡単なんです。
自転車同士はお互いにスピードが出てるから、本当に危ない。
無灯火で走る人は基本的に事故っても文句言えないんで、死のうとしてるんだと覚悟してください。


これだけ暖かい冬になってくると、みんなそろそろ真剣に自転車のこと、考えてくれないのかな。
幸い(笑)トヨタの収益も落ちてることだし。
シマノ頑張れ、今こそロビー活動に力を入れるときだ!
切実に自転車レーンが欲しいと思います。
私が知っているところでは、亀戸駅の周辺に少しだけ、「まともな」自転車レーンがあります。
すなわち、歩道とも車道とも完全に分離されてる自転車専用レーン、しかも路駐できないようにちゃんと柵が設けられてます。
ウィーンみたいに、とまでは言いませんが、せめて主要な道路の横にこれが設置されたら・・・って思いますよ。


この連載を昨日初めて知りました。
自転車生活始めてみようかなと言う方は必読です。