じぶんだいすき

「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」を読んだ。


最初、バカにしてたけど、すごい面白かった。
至極平凡でまっとうなことしか書いてないけど、すべてがよく腑に落ちた。


最近すっかりデブ症の私としては猛省して早速今日からまたガシガシ運動・・・と思ったんだが、暑いし暑いし暑いので挫折。
ハイ、言いわけですね。
仕事ができない人ですね。
だって最近塩素かぶれがひどくてプールに行けないんだもの。
しかも一日中クーラーの中で、アイスボックスとか2コくらい食べてるし。
甘くて冷たいもの食べ過ぎ。
運動不足になると過食になる、更に過食になるとすぐにおなかが空くようになって間食が増える、という悪循環。
そういう身体の癖を、長年のジム通いとダイエットを通じてわかってきたことが、年をとって良かったことだと思うけど。


私が最も共感したところは、身体づくりはそのプロセスを淡々と長期にわたってこなすことが大切という点だ。
そしてそれにはちゃんとした目的をもって、計画的な目標を立てて、それに沿って、途中スローダウンしたりしながらでもいいから、とにかく継続すること。
本当にその通り。
私自身、そのプロセスを経験することで、仕事や勉強などに対する姿勢も変わっていったから。
しかも仕事なんかだと、運やら適性も関係してくるけど、少なくとも身体づくりだけは努力したらしただけ成果が誰にでも出るというのが良い。


結局成功する人というのは、淡々とした努力を厭わない。
私の知ってるFMには、毎日指数や基準価格の記録を自分の手でメモしつづけるという人が何人もいる。
そのごく単純な習慣が、知識をぼんやりとでなく身体で覚え込む為に必要だという。
瞬発力よりも継続力、これが本当に大切。


そうした精神論と、総論的な方法とがうまくまとまってて、これから運動始めるぞという人のモチベーションをあげる本になっていると思う。


あと自分がよく理解してなかったことで気づかされたのは、筋肉を1キロ増やすのはものすごく大変で、普通私くらいの年になると、筋肉を増やすのではなく維持することだけでも意識して努力しなければいけないということ。
あと毎日少しずつ負荷を重くしていかないとトレーニングにならないということ。
それと薄々気づいてはいたけど、年々疲労回復に時間がかかるようになるってことですね(泣)


プールがしばらく通えないとなると、やっぱりジョグかなぁ・・・。
今度トレーニング室の方に行ってみよう。
それより早くうちの近所のジム、完成しないかな?
今は区民プールに通ってるのだが、子供が利用するプールは塩素濃度が高いのだ。
なのでこういうトラブルが増える。
昔は7年くらいTIPNESSに通ってたんだけど、ティップはとてもコスパの良いジムだと思います。


そうそう、表題はですね、結局身体づくりする人って、自分が好きなんだと思う。
自分にコンプレックスというのも、裏返しで自分に執着してるってことだからね。
確かに、そう言う人は仕事も出来ることが多いね。
仕事できるオレが好き、みたいな。


それにちょっと関係して。


私は強い集中力をもって「がっつりした努力」が出来る人がすごく好き。
それは子供のころからずっとそう。
そういう人に強い憧れがあった。
まさしく自分に足りないものだからだね。
私は「だらだらとした努力」は比較的出来る方かもしれないけど、それは努力というより惰性だから(笑)
だからスケートの清水選手とか、イチローとかでもいいんだけど、超人的な努力で成功する人の話にのめり込んでしまう。
情熱大陸」とか夢中で見ちゃう。


以前、「英語でしゃべらないと」に外資系企業で働く若者が紹介されてて、そこに出てた留学帰りという男の子に一瞬でフォーリンラブしてしまった(笑)
久しぶりにテレビの人(じゃないけど)にときめいたよ。
その子のフレッシュな仕事に対するモチベーションが、もう三十路半ばの私や周りには失われた感覚だったから。
(単に見た目が好みだったからじゃないかというつっこみは置いといて。)
それに外国の大学で勉強してた人って、やっぱり勉強するという「行為」そのものの楽しみを知ってる。
というか学校で否応なく教え込まれてるんだろうな。
そういうのがすっごい羨ましい。


それを思い出したのが、昨日みつけたこのblog
いや、なんて気持ちの良い若者だろう。
こういう子たちが大きく羽ばたいて・・・


・・・そのうち日本から出てってしまうのかしら?


頼むよ、ワカモノ!