高いよ

昨日のエントリの続きのような話ですが。
今、海外行こうと思うと、ホント死ぬ。
例えばヨーロッパ便だと、すでに5萬くらい余計にかかるのですが、それが7月から更に1萬5千円くらいプラスするらしいです。
それだけあったら免税でブランドのバッグの一つも買えてしまうよね。
行ったら行ったで1ユーロ160円ですよ。
何を買えと、何を食べろと。
若者が海外旅行をしなくなったというニュースを聞きましたが、そりゃしないよねーって感じだ。
もはや日本では買えないものなんてほとんどないし。
わざわざ言葉の通じない国に、ウォッシュレットもついてないトイレを使うだけで160円払わなきゃいけない国に、サンドイッチにコーヒーだけで1200円もする国に、まともな接客もしてもらえない国に、安全すらままならない国に(これは最近日本でもシャレにならない訳ですが)、何しに行くのよ?って話かも。


周りの若い子を見てても、みんな近場のアジア圏リゾートどまりなんだよね。
まぁ若いからお給料も安いっていう理由もあるけど、給料の安さでは私も引けをとらないし、そもそも私たちが若かったころだってお給料は安かったけど、みんなこぞって外国に行きたがってた(気がする)。


憧れがあったんだよね、明白な。
UKの音楽はかっこよかった。
毎週ナイロン袋に入れられたNMEやMMの表を見るだけでワクワクした。
あのペーパーの匂いを思い出すとキュンとくる。
今の子たちがColdplayにそこまでの思い入れを持つかな?
MTVとか観ててもあんまり魅力的なバンドがいない。
私の感性が鈍っただけかもしれないけど。
なんでだろう?
ふと思ったのは、イギリス、ちょっとバブって豊かになっちゃったんだよね。
ロックは労働者階級の心の叫びだから(笑)
でもその点は大丈夫、もうすぐ阿鼻叫喚が聞かれるから。
でもねぇ、たぶん違うだろうな。
本当は、もうロックがそこまでの訴求力を持たなくなったんだね。
新しい表現手段がたくさんできて、あと携帯電話とか、インターネットとか、貧乏な若者ができる文化遊びの選択肢も増えてしまった。
まぁそれはそれで、別のところにもっと刺激的て魅力的なものがあるってことだからいいんだろう。


それでも海外に行くことは私にはとても意味がある。
ボーナスがすっからかんになっても、やっぱり行きたい。
第一何しろインフレなんだから、小金貯めてもあんま意味無いし(笑)
なんかね、海外に行くと、脳に新しいシナプスのつながりができるんだよね。
強烈な非日常感がいいのかな。
おばちゃんになると、こんくらい強い刺激がないとなかなか脳みそが新陳代謝しないから。
私にとってはちょっとした自己啓発セミナーみたいなもの。


それにしてももうオイルの値段はもう少しどうにかならんのかねぇ・・・。
オイルって結局輸送コストにつながるし、いろんな化学製品の原料にもなってるし、だから全てのモノの値段を引き上げるんだけど、今のオイルとフードの値段の上がり方は明かに異常。
結局思うに、値段が上がってるものってほとんどが先物で取り引きされてるものなんだよね。
でも今や先物で取り引きされてない素材なんてほとんど無いんだけど。
あがんないのは給料とTOPIXくらいだよ(笑)