株は美人投票

先日「なんでマーケット良くなってるの?」という疑問を書きましたが。


・・・「思ったほど悪くなかったから」だそうです。


そうなんだよね、結局のところ、株って「誰が一番最初に「終わった」って言うか、誰が一番最初に「来るねコレ」って言うか」の椅子取りゲームなんです。
そういう意味では経済の実態とは必ずしも関係なかったりする。
当たらない天気予報程度のものかもしれない。
意外とマスコミ屋さんみたいな方が向いてるんじゃないかなぁ。


今、アメリカから出てくる指標が「思ったほど悪くない」。
だから買い戻されてる。
一方で当局の緩和政策で資金はジャブジャブ。
あふれた金はどこにいくか。
結局市場に戻ってくるしかない。


・・・ということなんだそうです。
(いろんなところで読んだ知識を総合すると。)


問題は「思ったほど悪くない」の「思った」程度がどのくらいかと「本当に悪くないのか」(統計で出てきてないだけでは?)の2つだよね。


アメリカはともかく、日本はどうでしょう。
輸出産業頼みの日本はアメリカがくしゃみをすれば肺炎というほどの依存度は低くなってるけど、新興国含めた世界中がアメリカに依存してて、その新興国需要を頼みにしてるのなら、やっぱり遠回りして結局は肺炎じゃないかって説(これがカップリングかデカップリングの話)。


さて、日本の微熱症状は肺炎なのか、ただの風邪なのか、はたまたただの知恵熱か。