ヒタヒタと

いよいよ私の後ろにも足音が聞こえてきました。


何の?




・・・レイオフの足音が。




私の仕事はフロントのアシスタント職。
そして今回の市場崩壊で、東京マーケットはほとんど瀕死状態です。
もはやアジアの一市場になりさがっていた東京マーケットを、この機会に撤収して、シンガポールや香港に一本化、と考える外資も多いようで、そんな話もちらほらと耳に入ってきます。


日系で働く私には直接は関係ない・・・と思っていましたが。


危機はそれだけではないのです。


それは「新興国の安い労働力」。


ITをインドにアウトソースする、って最近よく話題になりますよね。
日本語が堪能な中国人などを集めたコールセンターまであります。


以前踏み上げ太郎さんのblogに、インドにアウトソースできるようになって、ウォールストリートではそのうちジュニアのアナリストはいらなくなるだろう、みたいな記事がありました。
それを読んだとき、アナリストでさえいらないなら、アシスタントなんて尚更・・・と心底青くなりました。


既に日頃使用しているBloombergなどは、たとえばデータ入力やアップデート、サポートなどはインドやらシンガポールやら、労働力の安い海外で行っているようです。
しかもこうした情報ベンダーは日々進化していて、ユーザーのニーズに合わせた高機能のものが次々に開発されていきます。


それでもBloombergはまだまだ「英語」という壁が結構な高さで立ちはだかっていたりするのですが、先日某ク●ック社の新しい製品のプレゼンを拝見し、思いっきり後頭部を殴られたような衝撃を受けました。
あぁ・・・いよいよ私の存在感って・・・。


Qの新製品は、まぁぶっちゃげ、ほぼ丸パクリなんですけどね、Bの(笑)
しかしそこかしこに、日本人ならではの心配りが充実し、かゆいところに手が届く仕様。
従来より何倍も進化してます。
これで思いっきり押され気味だったであろうマーケットシェアを取り戻しにいこうと目論んでいるのでしょう。
QはBよりサポートも充実しています。お願いすれば多少のムリなら聞いてもらえる(かも)。
そこも魅力です。
(が、こんだけ機能テンコモリの良いものを開発してもマーケットは国内(しかも日本)だけってのは、Bと比べて非常〜に割の悪い仕事ですよね。利益率で考えたら雲泥の差があるんだろうなぁ。)
でも厳しいだろうね、色々。


いや、他人の会社のことなんてどうでもいいんです。
問題は私自身の仕事。
専門に特化していない私の仕事では、この先、非常に不安です。
もともと三度の飯より金融が好き、というタイプでもなく、正直、金融業界じゃなくても楽しく働けるならいい、とすら思ってます。
これまでの経験を生かして、他社や他業種でも、年齢が上がっても通用する知識やスキルをどう上げていったらいいのか・・・


最近仕事に対するモチベーションが少し下がってたところで、さらにこんなものを見せつけられて、逃避願望(=結婚願望)が再び押し寄せてきました(笑)