バンジージャンプ

投資の手法のいろはのいとして、「順張り」と「逆張り」と言われるものがあります。
順バリとは上がったら買って、下がったら売る。
逆張りはその逆なので、下がったら買うし、上がったら売る。


なんどなく頭ではわかってました。
ですが、何しろ以前のエントリでも書きましたが、私は金融業界に身を投じたのが三十路からとスタートが遅く、しかも一度も体系立てて学んでないので、今だにマーケットというものがよくわかっていません。
順張り、逆張りと言われて、ふんふん、とは理解しますが、じゃあ自分が四季報をポンと渡されて「ハイ、この中でよさそうな銘柄選んで」と言われたら、確実に損をする自信があります。
何故なら、私は、順張るには入るのも出るのも遅すぎるし、かといって逆張るには勇気と自信が無さすぎる、そういうタイプの人間だからです。


特に、逆張りって、考えてみたらものすごく怖いことだなと、最近しみじみと実感しています。
いくら頭で、マーケットが間違ってる、今の水準は安すぎる、このミスプライスは修正されて必ず上がる、と確信していても、だからといって今、まさに世間が叩き売ってる銘柄を拾いに行く勇気、私にはとてもないです。


で、これって何かに似てるなぁと思い当たったのが、このエントリのお題の「バンジージャンプ」。


命綱がついてる、だから絶対死なないってわかってる、でも怖い。
しかも実際に、命綱が切れて本当に死んでしまうことだってあるんだよ。
やってることはまんま「飛び降り自殺」ですから!


叫びながら崖の下に突っ込んでく逆バリ。
こんな相場で買いに行けるなんて・・・隣のFMを見ながら、珍しく(笑)尊敬の念を抱いてしまった一日なのでした。