おばちゃん、目がチカチカするんです
本を電子化しているのだが、本当に電子化した本を私は愛することが出来るのかというのは、なかなか拭い切れない懸念である。
何しろ電子書籍によるディープな読書体験が無い為に、それを信じきれない部分がある。
もしかしたら、私の世代でも、電子辞書などを使い慣れている人には抵抗が無いのかもしれない。
今回、本を捨てていく中で、なんとなくずっと手元に置いていた受験時代の英語辞書を紙切れの山の中に紛れ込ませた。
沢山の蛍光マーカーが引いてあり、自分で思ってたより案外勉強していてびっくりする。
とはいえ、では辞書を引くことで英単語を覚えたのか?といえば、私に関しては否で、どうやっても受験必須単語を一切覚えられなかった私を最後に救ってくれたのはゴロ合わせだった・・・本当に、あの本が無ければ今の私はあり得ない。
ゴロ合わせからスタートしても、一応履歴書に書けるくらいのTOEICスコアはあります、だからあなたも諦めないで。
閑話休題。
最近読んだブログ記事で面白かったのが、「プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ」という記事。
この中で「反射光は批判モードになり、透過光はまったりモードになる」というマクルーハンの説が引用されている。
これは新しい知見であった。
なんと。
言われてみれば、当然、光の種類による脳の反応の違いなどあってしかるべきのような気がしてくる。
そこでこのことについてもう少し詳しく知りたいと思って検索してみるも、同じマクルーハンの実験を引いたものしか見つからない。
ちなみに、私はこの記事の中に引用されている丸田一という方の説明の方が、先のブログに引用されている内容よりもよりわかりやすいと思った。
http://www.kotono8.com/2009/12/28amazon_kindle.html
マクルーハンの本自体が1992年に書かれているのだが、それ以降、この手の実験をした科学者はいないのだろうか。
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私が興味があるのは、間違いを見つけるとかいうことよりも、記憶に及ぼす影響である。
何となく、電子の方が脳に定着しにくいような印象があるのだが、それはアナログ世代の杞憂だろうか・・・。