好みは逃れられないのか

「不倫相手の女は実はその人の奥さん(の若い頃)にそっくり・・・」


なんて話はよくありますが。*1


派遣社員の採用ってまぁだいたいその現場の偉い人に発言権がありますよね、人事じゃなくて。
で、日本の場合、大抵その偉い人ってのは「男」な訳です。


人間には絶対に「好み」というものがあって、それが内面的なものであろうと、外見的なものであろうと、その部分で無意識のフィルターがかかって評価に影響してしまうのは致し方ないのかな、と思う部分があります。
特に実績の評価なら数値化できる部分もあるのでまだ客観的すが、人を採用するといった場合は、より感覚的、人間的な判断にならざるを得ず、またそれは自分の部下として使う人間なのですから、自分とフィットする人間を選ぶのは当然のことだと思います。


でも外見って本当は仕事には何にも関係ないですよね。
だから「ブスだから採用しない」ということは、私の周辺ではあまり見ないです。
(ただし「美人だから採用する」というのは残念ながらあると思います。
しかもエライ使えなかったりして周りは大迷惑だったりするのですが。)


ところが面白いほどに、採用した人の好みが出るんですよね。
それは美人とかブスとかいう基準じゃなくて、特徴的なところが、です。


ある部長が採用する女の子はみんなボインとか、ある部長が採用する女の子はスレンダーとか、ある部長が採用する女の子は大人しくて地味な感じとか・・・。


そして大抵、よく聞いてみるとその部長のヨメがそういうタイプの女性なんです。


なんか「生々しいな」って思いますね(笑)


もし女性の管理職と男性の派遣社員がもっと増えたらどうなるんでしょうね。
やっぱりそこにも外見への無意識の好みが反映されるのでしょうか。
何となく違う気がしますね。


女性ってそれこそパートナー選びを見てるとわかりますけど、男性に対する無意識の外見的好みって無い気がします。
前の彼氏と今の彼氏がそっくりとか、あんまり聞いたことが無い。


但し、じゃあ外見は全く気にしないのか、というとそんなことはもちろん無くて。


あるのはおそらく「無意識の外見の特徴に対する嫌悪」だと思います。
つまり男性は加点主義、女性は減点主義、ということ。


以上、全く裏づけの無い主観的記事でしたが、賛同していただけるかしら?

*1:昨年の最大のゴシップ、タイガー・ウッズの例に代表されるように。