婚活男子殺人事件

最近私が気になって仕方ない事件といえば「婚活男子殺人事件」(勝手に命名)
殺害された男性が哀れで同情を禁じえない。


(ちなみにあえてリンクしないけど、この事件についてはココの記事が下世話に詳しい。、
ttp://d.hatena.ne.jp/youtube_girls/20091027/1256638147)


先日某18禁バリバリな記事を集めたサイトを見てたら、1990年くらいに放送されてた「私は見た!凶悪犯罪!」のようなテレビ番組の映像にリンクが貼られていた。


途中まで見てあまりの気持ち悪さにギブアップしたくらいで、これをテレビで放送していた当時のおおらかさもすごいけど、それ以上にそれぞれの事件の「陰惨さ」に今更にびっくり。


最近でいえば、江東区のバラバラ殺人は女性ならみな背筋が凍りついた事件だろうけど、振り返ってみてこれほど残虐な事件はそういえばここのとこ滅多に発生していない。
でも思い出してみるに、確かに私が子供の頃や20代前半・・・つまり20世紀までは、結構な頻度でこうした残虐極まりない事件が比較的頻繁に起こってたような気がする。


事件だけではない。
日航機の墜落に代表されるように、人が沢山死ぬような悲惨な事故も沢山あった。
だいたい飛行機が(滅多に)墜落しないだけでも、世の中何て豊かになったのだろうって思わないですか?


「もしかして日本って最近ものすごく平和・・・?」


そう、確かにバブルではない、タク券がばら撒かれたり、経済が右肩上がりだったり、マンション買ってりゃ億万長者(帳簿上)って訳でもない、でも今の方が人々が(ヒストリカルで相対的に)心穏やかに暮らしてるってこと?


相変わらず論拠もなければ結論も適当なそんな記事を書きかけてボツにしてたら、ちきりんさんがもう少しマシな記事を書いてくれていた。


横に(世界的に)見ても、日本ってものすごく平和・・・これは海外を旅行したことがある人なら誰しもが感じることだろう。


私も海外旅行をする前は必ず外務省のHPを覗いて現地の大使館の出してる安全のしおりみたいなのを読むようにしてるのだけど、ヨーロッパのどこの国でも日本より窃盗などの犯罪が圧倒的に多い。
そしてちきりんさんは「殺人はあまり変わらない」というけど、殺人だってやっぱり発生件数的には日本の方が少ない。(数字を見る限りでは)


それを見て毎度、腹巻に仕舞ったパスポートと札束をバッターボックスの高校球児のようにぎゅっと握り締めながらも「まぁ殺されなきゃいいわな」と開き直って旅立つ訳だが、(そしてたまに店先やホテルでパスポートの提示を求められて大慌てしたりするわけだが・・・)軽犯罪っていったって引ったくりついでに転倒して大怪我したり、後ろから首絞められて財布とられたりしたらPTSD確実である。


日本に帰ってくると安全が嬉しくて(田舎にいくと空気が美味しいという理論と同じ)過剰に開放的になって、わざとレストランの椅子に荷物を置いて(お財布は抜くけど)トイレに立っても、戻ってきてそれがそこにあることを確認してニンマリしたりする(アホ)。


話を戻して、ちきりんさんの記事の中に面白い話が一つあって、「高齢者の犯罪が増えている」ということだ。
どうも高齢者が増えてるから・・・というだけではなさそう。
となると思い出すのは有名な「反社会学講座」の「キレやすいのは誰だ」という記事。
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html


  • 戦後最もキレやすかったのは、昭和35年の17歳です。
  • 50代後半の人間の増加は、社会に重大な影響を及ぼします。


昭和35年に17歳、つまり1943年生まれ・・・彼らが今何歳か考えてみると何となくその現象に頷けるのではないだろうか。


つまりこれからは「ヒトを見たら泥棒と思え」じゃなく「高齢者を見たら泥棒と思え」


・・・うんなアホな。


ちなみに少年犯罪に関するこのデータベースはすごいですね。
http://kangaeru.s59.xrea.com/